京都盆地の地下には、地下水盆と呼ばれる水甕(みずがめ)があり、琵琶湖の水量である約275億トンに匹敵する約211億トンの地下水が眠っています。京都の三方を囲む山々に降る雨が地下に浸透して古き時代から脈々と地下水を蓄えてきました。京都盆地面積 は約7,050平方キロメートル、年平均降水量約1,700ミリ、したがって年間降水量は約120億トンとなります。この降った雨のうち、蒸発するのが30億トン。残りの90億トンのうち、その半分である45億トンが地下に浸透して供給されるとの調査があります。 ※関西大学楠見教授による調査結果
この地下水を利用した専用水道システムにより、災害などの影響を受けにくい、自立したライフラインの確保をお手伝いします。
- 【CO₂削減】
- 私たちは何気なく蛇口をひねることで飲むこともできる水を得られることを当たり前と思っています。しかし、少し深く考えてみると、この飲み水を得るにも多くのエネルギーが必要なことに気づきます。実は地下水を活用することはCO₂の削減になります。上水道は水をろ過し地域に水道管を通じて水を行き渡らせるためにたくさんの電力を使用してますが、地下水をくみ上げてろ過して使うことで25%の節電が可能となります。これをCO₂に換算すると年間3,000㎥を使用されている施設で約1tの削減となります。
- 【災害対応】
- 阪神淡路大震災、東日本大震災の例を出すまでもなく、災害は人々に大きな悲しみを与えます。ですが、私達が日本列島に住み続ける限り、災害と上手に向き合っていくことが必要でもあります。防災意識を高めて最小限の被害で食い止めること、災害時にも対応できる備えを持つこと。そのためにも地下水を利用することが必要なのです。
地域社会において大災害が起きようとも、どんなときにでも水を得られることは大きな安心につながります。地下水を利用することで、災害時にも施設だけでなく地域の人々の生活を支えることができ、大きな社会貢献へとなります。
- 【コストダウン】
- 天の恵みである「水」。豊富でおいしい「水」。千年以上もの間、日本人は地下水を飲んできました。現代の私達が得られるメリットはそれだけではありません。地下水を利用することでコストダウンを実現できます。
システムの特徴について
最新のろ過技術により地下水を高純度な飲用水として安定供給します。
逆浸透膜による高精度な膜ろ過を採用。災害時にも水を確保。最新のろ過技術により安心しておいしい水をいつでも飲むことができる時代がきました。また、災害時にも地域住民に水を提供することで社会貢献となります。他人任せにしない自立意識と独自のインフラを持つことで災害に強いシステムを構築します。
- 地下水
膜ろ過システム
設備導入例
- システム
フロー図
プロジェクトの進め方について
- 内容
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- 1ヒアリング
- 2現地調査
- 3試算効果提案
- 4行政事前協議
- 5井戸掘削契約
- 6井戸掘削工事
- 7水質検査・
システム設計 - 8行政確認申請
- 9井水ろ過
プラント工事 - 10保健所
立会検査 - 11井水処理水
供給契約 - 12給水開始
- 期間
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約90日間(約3ヶ月間)
約90日間(約3ヶ月間)